平成27年度 5月 豊橋文学めぐり

イベント
  • 日時   5月27日(水)9時から
  • 解説   小柳津糺さん、中島三郎さん
  • 語り   豊橋の民話を語る会
  • 参加人数  19人
     
     5月27日(水)に豊橋文学めぐり「ふるさとの民話をたずねて」を開催しました。当日は19人の方が参加されました。雲ひとつない良いお天気で、豊橋は最高気温が29度ほどあったそうです。

今年度は講師に小柳津糺さんと中島三郎さん、語りには豊橋の民話を語りつぐ会の皆さんをお招きしました。

民話の語り(吉田城)

今回は3つの民話を紹介しました。

八町校区    民話 「片身のスズキ」    吉田城にて

松山校区    民話 「千体骨地蔵」     正林寺にて

高師・芦原校区 民話 「庄屋源吉」      奥谷寺、円通寺にて

【参照:片身のスズキ(図書館で貸出できます。職員にお問い合わせください)】


 午前は吉田城へ行き、城からの豊川の眺めを見てから、語りが行われました。次に行った正林寺(松山校区)では、住職さんから千体骨地蔵にまつわるお話を聞いた後、語りを聞き、本堂にお参りをしました。

 午後は大清水図書館見学をして、その後、奥谷寺(芦原校区)と円通寺(高師校区)に行きました。大清水図書館は4月にオープンしたばかりで、初めて来たという方も多く喜んでいただけました。庄屋源吉の語りを聞いてから、碑を見学しましたが、没後200年近く経ってから建てられた碑の裏側には、その逸話が詳しく刻まれていました。

講師の先生方の語りは、身振り手振りを交えて迫力満点だったり、優しい語り口だったりと、それぞれのお話の雰囲気にぴったり合っていて、民話の世界に浸ることができました。

民話の語り(正林寺)

大清水図書館にて


 文学めぐり終了後、参加者の方からは、「これまで豊橋に住んでいたが、地元の民話を知らなかった。」「語りや解説を聞けてよかった」という感想をいくつかいただきました。 

講師の先生によれば、民話は「語る人の想いと聴く人の想いが重なって創り出される『人肌の温もり』を通わす世界」とのことです。今回語りを聞かれた方が、また身近な方に民話のことを伝えていきたいと思ってもらえたらよいなと思います。