平成27年度「平和を求めて」図書館資料展
戦後70年 つなごう平和のバトン
~今こそ伝えたい私たちの戦争~
期間:平成27年7月11日(土)~8月23日(日)
場所:豊橋市中央図書館 2階 展示コーナー
<関連行事>
●記念座談会(発表、合唱)
と き:平成27年8月1日(土)
●対談「戦争と豊橋市図書館」&映画「疎開した40万冊の図書」上映会
と き:平成27年7月25日(土)
登壇者:中村光雄さん(当館元館長)×岩瀬彰利(当館司書)
●映画「早咲きの花」上映会
と き:平成27年8月15日(土)
今年は戦後70年となる節目の年にあたります。戦争を体験した方も少なくなりました。そこで今回の資料展では、戦争の悲惨さや平和の大切さを若い世代へつなぐことを意図しました。事前に中高生にアンケートし、その中から出た質問に答える形で行い、「戦争で被害を受けた動物」「戦時中の女性の暮らし」など特徴ある展示も行いました。期間中の来場者数は、3818人でした。
展示コーナーには、小学生から90代のお年寄りまで、1日平均103人の人が訪れました。テーマ「つなごう平和のバトン」を意識していただくように、パネルには「言葉のバトン」を掲載しました。「若い人には自分の命を大切にするとともに、その時代をよりよくしてほしいと願っています」などのメッセージを送りました。展示物はアンケートにもあった「子どもの暮らし」「女性の暮らし」「当時の人の思いがわかるもの」などを中心にそろえ、見ていただきました。来年も新たな視点から平和の尊さを訴えていきたいと考えます。
【来場者アンケートより】
アンケートへのご協力ありがとうございました。以下その一部を紹介します。
●遠いものと感じていた戦争をとても身近に感じた。戦争によって尊い命が失われたことを知った。私と同世代の人が戦場に行き、病死ではなく戦死したとあった。今あたり前にある幸せはこういう方々のおかげであることを知り、日々を精一杯生きたいと考えを改めた。(10代)
●毎年この時期になると、メディアでも終戦特集が多くなるが、未来へ伝えていくべきことはまだたくさんあるように思う。他の施設とのスタンプラリーはとてもよい考えだと思う。自分の子どもにも知ってもらいたいことがたくさんあった。(20代)
●毎年恒例の戦争に関する展示、毎年考えさせられる展示である。今年はアンケートに対しての回答という少し違ったことをやっていた。それはすごくよいことだと思う。この展示会はメッセージ性が強く、よい展示会であった。(20代)
●70年という節目以外でもこういったものを展示していただいて現代につなげていくことが、とても大切なことだと思う。今の命のありがたさに感謝でいっぱいになった。(30代)
●戦争のことは全く今まで知ろうとも思っていなかったけれども、桜ヶ丘ミュージアムに先日行き、他の場所でも展示していると知り来てみました。分かりやすく展示してあり、戦争の悲惨さが分かった。(50代)
●60代の私でも知らないことばかり。学校教育であまり教えてもらえなかった。(60代)
●年々見る人の層が変わってきており工夫を凝らしているのがよく分かる。子ども等にどのように言い聞かせていくのが図書館の役割と思っている。(70代)
●当時5年生の私は展示品を見て当時の模様を思い出さずにいられません。(80代)