イベント
ウェルカムゾーン
中央ステップ

館長の種田が、いま一番会ってみたい人、皆さんにぜひ知ってもらいたい人をお招きしてお話しします。3月のゲストは、東陽中学校教員の伊木ロドリゴさん。10歳でブラジルから来日し、今年、教員13年目を迎えるロド先生のこれまでの苦労や今チャレンジしているサッカースクールのこと、さらに外国にルーツをもつ方々にとって図書館はどんな場所になり得るかなど、お話します。

日時:3月19日(土) 14:00~15:00

場所:まちなか図書館2F 中央ステップ

講師:伊木ロドリゴ(東陽中学校 教員)

定員:50名(先着順・参加無料)

レポート

いつもどうやってゲストの方を決めているんですか?と聞かれることがあるのですが、

特に決まりはなく、色々な縁やタイミングによるところが大きいです。

今回は、前職で担当していた「クローズアップ現代+」という番組で、”外国籍の子どもの不就学”というテーマの取材をしたことがあり、

その際にお世話になった方からロドリゴ先生をご紹介いただいた縁で、対談のオファーをしました。

前半は、ロドリゴ先生による自己紹介やこれまでの経歴、出身のブラジルについてなど、クイズなども交えながら楽しくお話し頂きました。

後半は、外国籍の方も多く住まれている豊橋市の図書館として、「海外ルーツの方にとって、図書館がもっと身近な存在になるにはどうしたらいいか」というテーマでお話ししました。日本語の蔵書が基本の図書館、「そもそも自分が使える施設だと思っていない人が多い」「もう少し外国語のサインがあったり、”English Day”や”ポルトガル語Day”など、学生ボランティアなどが外国語で図書館を案内してくれる日があったらどうか」など、日ごろ図書館で働いていると意外と見落としがちな視点をたくさんもらうことができました。

最後に、おすすめの本をお聞きしました。

・「前へ!前へ!前へ!」 税所篤快(木楽舎、2011)※豊橋市図書館所蔵なし

・「手紙」 東野圭吾 (文春文庫、2006)※まちなか図書館所蔵あり

・「人を動かす」 D.カーネギー (創元社、2016)※まちなか図書館所蔵あり

普段から本を読むのは大好きだというロドリゴ先生。

読書を好きになるきっかけとなった「手紙」、迷ったり悩んだりした時に背中を押してくれる「前へ!前へ!前へ!」などご紹介頂きました。

ロドリゴ先生、ありがとうございました。

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