アートスペース
イベント
ラーニング・クリエイティブゾーン

美術品の価値を"金額"という目に見える価値に落とし込む「オークション」。

これを最初のテーマに、何が「良い絵」とされるのか、美術品の価値や見方に関してトークします。

まちなか図書館内にある資料の楽しみ方や、おすすめの本などについてもお伝えします。

  日時:令和4年10月22日 14:00~15:00

  場所:3Fアートスペース付近

  講師:山田 幹(豊橋市図書館 知の伝道師)

  定員:15名(申込先着順)

  申込:イベント予約システムより

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レポート

読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋…〇〇の秋とつく言葉は多いですが、今回は芸術の秋ということで、豊橋市図書館 知の伝道師の山田幹さんをお招きし、アートに関連したトークイベントを開催しました。

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ありがたいことに、事前申込で満員御礼!

やはり関心のある方が多くいらっしゃるなと実感しました。

今回講師を務めた山田さんには、5月に中央図書館でも「画家と絵画と価値の話~”変わる”きっかけ~」と題したトークイベントを行っていただいています。

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(講師の山田 幹さん)

山田さんは学生時代には美術史を専攻し、その後オークション会社に勤めた経験を持つ方です。

元々美術に興味は無かったのに興味を持つようになったキッカケから、普段聞くことのできない業界の話まで聴くことができ、参加した皆さんは山田さんの話に引き込まれていました。

美術作品の全貌やその価値を理解するのに役立つカタログ・レゾネの紹介もあり、「その本がまちなか図書館にあります」という話には驚く人も!

山田さんの目から見ても、まちなか図書館の蔵書は興味深いものが多いとのことです。

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あっという間に時間が過ぎ終わりの時間に。

最後に山田さんからは、「まずは本やカタログを通して色々な作品見て、これは好き、これは嫌いなど感覚的に見てもらえれば良いと思う。これを見たいな、と思って実際に美術館へ足を運ぶことがあれば、すでにその絵はあなたにとってきっかけを作っている。ただ、1,2作品でも構わないので、できれば「嫌いだな」と思った作品についても、その理由を考えたり調べてみてほしい。その作品を描いた作者のことや、作品の背景を知ることで、その作品に対する印象が変わると思う。「良い絵」とは何かという問いに正解はないが、私は「良い絵」とは、私たちに何か変わるきっかけを与えるものだと思う」という話がありました。

まちなか図書館には、色々な作品に出会える本や、作者の背景を知ることができる本、その他様々な資料があります。

今回のトークイベントを一つのきっかけとして、まちなか図書館の資料をさらに活用していただければ嬉しいです。