豪華な御殿飾りや素朴な土雛など、様々な雛人形を展示します。
今年はまちなか図書館にも福よせ雛が遊びに来ます!
期間:令和5年2月18日(土)~3月6日(月)
場所:3F アートスペース
協力:二川宿本陣資料館、商家駒屋
豪華な御殿飾りや素朴な土雛など、様々な雛人形を展示します。
今年はまちなか図書館にも福よせ雛が遊びに来ます!
期間:令和5年2月18日(土)~3月6日(月)
場所:3F アートスペース
協力:二川宿本陣資料館、商家駒屋
旧東海道の宿場町、二川宿。
東海道筋では滋賀県草津市と豊橋にだけ本陣の遺構が現存しており、今でも二川のあたりを歩くと、その街並みに往時を偲ぶことができます。
そんな二川宿では毎年「ひなまつり」を開催しており、本陣資料館に並ぶお雛様やつるし飾は圧巻ですが、そんなお雛様の一部をまちなか図書館に展示してもらっています。
なお、今回はまちなか図書館を訪れたお雛様たちの姿もあるようで…?
今回は現場レポート風にお伝えします!
まちなか図書館に入り、中央ステップの方へ向かうと、小さな中央ステップにお雛様が!
振り返ってカフェを見ると、カフェを利用しているお雛様たちもいらっしゃいます。こちらも同じく小さなカフェで働いているお姿も…
実はこれらは、商家「駒屋」から出張展示している福よせ雛です。
「福よせ雛」とは、役目を終えた雛人形が新しい形でよみがえり、皆さんに笑顔や福を呼ぶ駒屋のひなまつりです。
艶やかに着飾ったり、扮装したり、アニメのコスチュームに身を包んだりと、様々な姿に変身したお雛様たちが皆様の来館をお待ちしています。
(駒屋ホームページより)
観ているだけでワクワクしてくるお雛様たちですが、じつはこの「まちなか図書館を訪れているお雛様」は、昨年度の「福よせ雛」に登場した方々でした。
駒屋のInstagramで投稿されている写真を見て、すぐその日に駒屋に向かい楽しませてもらったことを覚えています。(すぐにまちなか図書館のInstagramでも紹介させていただきました)
実はその時に、「もし可能なら来年まで残しておいていただき、今度はまちなか図書館に展示していただけないか」とお願いしていたところ、今回無事に展示できることになった、という経緯があります。本当にまちなか図書館にやってきたお雛様たちは、心なしか嬉しそうに私の目には映ったのでした。
さて、中央ステップをあがり3Fのアートスペースへ。
展示ケースの中には小さくてかわいらしい雛人形が並び、書架の上にはどーんと大きな天神様が!
天神様は学問の神様で有名な菅原道真公がモチーフになった、男の学問成就を祈って置かれたものらしいです。
私はまちなか図書館の展示で観たのが初めてでしたが、本陣資料館のひな祭りには物凄い量の天神様が並んでいました。
かつてはメジャーなものだったのかな。
隣の書架に行くと、さらに豪華な御殿飾り!
この御殿飾りも、普段はなかなか目にすることができないものだと思います。おひなさまと言えば段飾りをイメージしますが、こちらは京都の御所を模した飾りですね。
この御殿飾りを組み立てる様子を見たんですが、一つ一つの部品が細かく、私には無理だなぁ…と勝手に思っていました。二川宿からお越しになった方々は、テキパキと組み立てられていて凄かったです。
赤い毛氈の上に並べられると、さらに豪華に見えます。
私が定期的に巡回していると、たまになぜか烏帽子が落ちている方がいて、その度に壊さないよう慎重に直しました。
ちなみに御殿飾りも、本陣資料館のひなまつりでは他にも観ることができましたよ。
そして最後の書架の上には…思い思いの過ごし方をしているお雛様たちが。
2Fのマガジンスペースや返却口、キッズスペースから、3Fのティーンズスペースやラウンジを使用しているお雛様まで!福よせ雛まちなか図書館verの集大成です。
返却口に返却されている本も一冊一冊違う内容となっていたりと、細かいところまで遊び心のあるお雛様たちに、観ていると笑みがこぼれます。
多くの利用者の方が足を止め、観ている姿も確認できました。
市内の施設と連携した企画を通じて、まちなか図書館から実際に現地へ足を運ぶきっかけとなればうれしいです。