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中央ステップ

日本を代表する自動車流通港湾として知られる「三河港」。そんな三河港の凄いポイントや面白いポイントについて知ることができるトークイベントです。当日は、717日に開催される「豊橋みなとフェスティバル」の見どころについても紹介します!

日時:72日(日)14001500

場所:中央ステップ

話し手:山田健(豊橋市図書館 知の伝道師)

協力:豊橋市みなと振興課

レポート

日本を代表する自動車流通港湾として知られる「三河港」。豊橋市では、毎年7月の海の日に合わせて「豊橋みなとフェスティバル」を開催しています。

そのタイミングに合わせ、三河港の知られざる魅力を学べるトークイベントを開催しました!

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今回の話し手は、豊橋市図書館 知の伝道師の山田健さん。静岡大学人文社会学部で行政学の講師をされています。行政学の中でも各地の港についての研究をしている山田さんにとって、三河港は非常に面白い場所のようで…?トークは「花のまち豊橋」というキーワードを掛け合わせながら、どうやって豊橋が工業も農業も盛んな都市となったのか、という話からスタートしました。

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まず紹介されたのが「豊橋市歌」!みなさんご存知ですか?

豊橋市市制施行50周年の際に全国から歌詞を募集し、全298編の中から選ばれた歌詞で、その後豊橋にゆかりのある詩人、丸山薫さんによって補詩されたものです。ちなみに作曲は、連続テレビ小説『エール』でもモデルとなった古関裕而さんですね。

歌詞を見ていくと、

太平洋の 潮騒(しおざい)を

希望の歌と 聴くところ

脉(みゃく)打つ若さ はつらつと

伸びゆく力 たくましき

見よ躍進の 産業都

豊橋われら いざ挙(こぞ)れ

とあり、山田さんは太字の部分を紹介しながら、当時は「工場をたくさん作ろう!」という時代だったと説明してくれました。

(山田さんが豊橋市歌を歌いだした時は驚きました。会場の人も驚いていました。)

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その後戦後復興・高度成長期になると、豊橋では花や観葉植物の栽培や、海苔の養殖、食料品加工が発展していきます。そこで登場したのが河合陸郎市長。単純に工業地域としての発展ではなく、農工調和に向けた市政が打ち出されたとのことでした。豊橋は漁業補償や農業振興策を模索しながら、その中で流通港湾案が浮上し、現在のような姿へと向かっていったようです。

三河港豊橋エリアが開港したのは1972年のことで、河合市長は涙を流したというお話がありました。

このレポートではざっと内容を簡単に振り返るのみとなってしまいますが、今まで知らなかった三河港の話を聞いて、実際に足を運びたくなった方も多かったのではないかと思います。

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港に行く機会として、7月なら「みなとフェスティバル」を逃す手はない!ということで、今回はみなと振興課にも協力してもらい、みなとフェスティバルの話をしてもらいました。

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お越しいただいたのはみなと振興課の小松さんです。

小松さんからは今年のみなとフェスティバルで行うイベントの紹介や見所、ポイントなどの紹介。担当者の方から話を聞くと、チラシを見るだけではわからない魅力なども知ることができ、より行ってみたいと思えますね。

快く協力していただきありがとうございました!

今回のイベントに参加した方が、少しでも三河港に興味をもってもらったり、実際に港に行ってみたいと思ってもらえていたら嬉しいです。何か調べたいと思った時、図書館はみなさんの手助けができます。ぜひこれからも図書館をご利用ください!