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中央ステップ

穂の国とよはし芸術劇場PLATが企画制作をおこない、今年で第10弾となる「高校生と創る演劇」。図書館スタッフ増田が、今回の作・演出を手掛ける吉田小夏さんとPLATスタッフをお招きし、作品の見所や、「高校演劇」の観点から見た本作のポイントなどについてトークします。

日時:924日(日)14001500

場所:中央ステップ

ゲスト:吉田小夏(劇作家・演出家)、伴朱音(穂の国とよはし芸術劇場PLAT)、加賀茅捺(穂の国とよはし芸術劇場PLAT

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レポート

図書館スタッフ増田が、穂の国とよはし芸術劇場PLATスタッフの方やゲストを招いて、PLATの作品や事業などの魅力に迫る不定期企画「ぷらっとおしゃべり」。

今回は113日~5日にかけて公演を予定している、高校生と創る演劇『101年目の夏休み』について、今作の作・演出を務める吉田小夏さんと、PLATで担当している伴さんと加賀さんをお招きしてのトークを展開しました。

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「ぷらっとおしゃべり」はこれまでに何度も行って来た企画ですが、プロの劇作家・演出家の方を招いて行うのは初めてのことだったので少し緊張もありましたが…吉田さんは非常に明るくて話しやすく、和やかな雰囲気で行うことができました。

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「高校生と創る演劇」は、今年で第10弾となるPLATの代表的な企画の一つで、高校生とプロの演出家やスタッフが一緒になって一つの作品を創り上げるプロジェクトです。

吉田さん自身、高校生の頃に初めてプロの現場に飛び込んだことがキッカケで現在でも演劇に携わっている方ということで、吉田さんだからこそ思う「高校生とともに創ること」などをお聞きしました。

吉田さん曰く、「高校生だから」という理由で創り方が変わったりするわけでは無く、一緒に作品を創るプロとして接しているとのこと。そして実際に、キャストの子達はそれに応えるようにどんどん良くなっているし新しいものを生み出しているようです。吉田さんの方が刺激を受けることもあるようで、稽古場は非常に良い空気感なんだろうなと思いました。

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中々こんなことを聞ける機会は無いなと思い、吉田さんに「プロの方から見て、PLATという劇場はどのように映っているのか」というお話も伺いました。吉田さんに限らず、他の演劇関係者の方から聞く話も含め、忖度なしでぜひ!とお聞きすると、非常に嬉しい言葉が。

全国的にもPLATという劇場はやりやすく、評価も高いようです。これには伴さんや加賀さんも嬉しそうにしていました。こういった外の方からの評価も含め、豊橋にはPLATという素晴らしい劇場があるんだということを、今回の企画参加者の皆様にも知ってもらえたら良かったです。

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そして最後は、今作『101年目の夏休み』について。どんな話なのか、話せる範囲でお話いただくと、どうやら「恋」が一つのテーマのようです。

101年目ってどういうことだろう?というのは観てのお楽しみですね。

演劇の世界には高校演劇という一つのジャンルがあり、高校の演劇部の大会などは1作品60分という時間の中で作品を創り上げます。吉田さんは、できれば今作を色々な場所で色々な高校が演じられるように、その60分を目指して作品作りをしているというお話でしたが…各キャストの見どころをつくると、どうしてもオーバーしてしまうかもしれないとのこと。

最終的に60分の作品になるのかどうなのか、そのあたりも含めて上演が楽しみですね!

今回の「ぷらっとおしゃべり」に参加していただいた方が、一人でも今作やPLATの事業に興味を持っていただき、実際に足を運んでくれるようになると嬉しいです。演劇の世界をより深く楽しむのに、戯曲などの本は非常に助けになります。まちなか図書館の資料も活用しながらお楽しみください。