昭和30年頃~現在に至るまでの風景を、豊橋市図書館所蔵の写真や、東三河オープンデータに公開されている写真などを元に振り返ります。あの頃と今で、まちなかはどう変わったのでしょうか。
期間:11月25日(土)~12月21日(木)
場所:3F アートスペース
〈今回の企画展開催にあたって〉
写真データや撮影場所の提供など、多くの方にご協力賜りました。データをご提供いただいたものにつきましては、各写真の下に提供者としてご紹介しております。皆様のおかげで開催することができました。この場を借りてお礼申し上げます。

11月27日で開館から2周年を迎えるということもあり、何かまちなかのエリアを対象にした展示ができないかと考え、生まれた企画がこの企画でした。
昭和30年頃~現在に至るまでのまちなかの様子を、写真で振り返るという企画です。
アートスペースがC05~09までの計5つの棚に分かれていることから、展示を大きく5つのエリア(テーマ)に分け、写真の展示を行いました。
準備を進めて中で気づいたのが、昔の写真は意外とあるということ。
豊橋市図書館で所蔵しているものもあれば、東三河オープンデータに掲載されている豊橋市美術博物館が載せている写真、他にも豊橋市の広報広聴課が保存している写真など、多くの写真があります。
それらを集めることは難しくありませんでしたが、意外と難しいのは平成~現在に至るまでの比較的最近の写真でした。特に平成後期頃となると、資料として残っているものがあまりなく、写真を集めるのに苦慮しました。
愛知大学の駒木先生のご協力により、苦慮していた時期の写真が集まり、何とか形になったなと思います。
駒木先生以外にも、水上ビルに関しては大豊協同組合様や、水上ビルの朝市を運営しているTEMTASOBI GINGER様、豊橋駅については豊橋ステーションビル株式会社様など、本当に多くの方のご協力をいただいたおかげで今回の企画展を実施することができたと思います。
最新の写真を撮るため、撮影場所の提供をいただいた方もいました。
皆様のおかげです。改めて本当にありがとうございました。
展示期間は約1か月でしたが、多くの方が足を止め、展示を観ていただいている姿をお見掛けしました。
中にはお声がけくださり、ご自身の想い出をお話しいただく方もいました。
ご高齢の方は懐かしそうに、若い方は珍しそうに、それぞれの表情でお楽しみいただく姿を見ながら、この企画をやって良かったなと思うことができました。
今後10年、20年と経つと、今見ている景色や街並みも歴史の一つになっていくんだろうな、ということも今回の準備期間に思ったことです。
しっかりと記録をとっていくことも今すべき大切なことですね。
まちの見方が変わる、そんな良い機会にもなった気がします。
まちなか図書館の展示は定期的に切り替わります。ぜひご来館の際はアートスペースにもご注目ください。